mikunin@blog

元店長の日記

元店長が「もしドラ」を読んだ

みなさん「もしドラ」って知ってます?



「古いわっ!」って言われそうですが、私先日書店にて買ってきました。



正式名称:
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら(長ぇ...)


家に帰って1時間程で読了。


感想「なにこれ...めっちゃ面白い」
今まで読まなかった事を後悔...




元々、高校野球が大好きで、毎年夏になるとTVで毎試合観戦していたのですが、強いチームって妙にまとまりがあると思っていました。


みんな「もしドラ」を読んでいたんですね...




実はこれ職場にも同じことが当てはまるんじゃないか?と思います。



私はいくつかの店舗で、マネージャー(ドラッカー風に言うとマネジャー)を務めていたのですが、大抵の店舗は「もしドラ」の最初のパターンでした。
(サボり、ヤル気なし、まとまりなし)


私が最初にスタッフに言った言葉として、
「部活で、全国大会を目指す様な職場を作りたい」
まずそこからスタートしていたんですね。
主人公の、弱小野球部員の前で「甲子園に行く」宣言と一緒ですね。


まぁもちろん、野球部員と同様に、ほとんどの従業員がポカーンでしたが(笑)



私のイメージとして、



「職場」イコール「部活」なんです。



しかし部活は試合や大会が有り、いつか卒業します。その点では、モチベーションの変化も起こしやすいのですが、仕事には終わりがない。


特にやることが大きく変化することもない。売上予算はあるけど、勝ち負けはないんです。なので書籍に書いてあること以外に行った事が「できるだけ思い出を作ってもらおう」です。


夏にログハウスに店舗スタッフで、1泊2日でキャンプしたり、冬はスキー旅行をしました。新年会は全員分、福袋を用意しました。日々仕事に追われている従業員に、人生を楽しんで欲しいという願いがあったんです。

それなりにポケットマネーはかかりましたが、それ以上に幸せな気持ちになりましたし、当時の従業員には感謝しかありません。




ドラッカーは、読んだこと無かったのですが、「店舗の経営」と「部活」って似ている所があって、非常に身になる本でした。



人間関係や売上など店長(マネージャー)が考える事は多岐にわたります。時には厳しく言う時もありました。


従業員一人一人が責任感を持って、考えて行動して貰うと、店長としては非常に楽ですよね。



その行動して貰うヒントが、この「もしドラ」には濃密に、そしてわかりやすく描かれています。


「あなたのお店の顧客は誰ですか?」
「マネージメントとはなんですか?」

想像とは違った答えを、この本は与えてくれます。



ストーリーとしても面白く、読みやすい、そして感動できるものとなっておりますので、まだ見たこと無い方や、表紙がアニメ調で買いづらい(自分がそうでした)と思っている方、勇気を持って買いましょう!!(笑)